<若葉会のあゆみ>

 昭和31年、当時の勝田警察署長であった中山實氏が防犯組合の下部組織として柔道・剣道両部の創設を企画されたのを機に、剣道部長(初代館長)に故・根本正男先生(のちに剣道範士)が就任、指導者数名とともに第1期生23名(のちに途中入会17名あり)を迎えて勝田若葉会はスタートした。

 翌年には後援会が発足、そして3年目からは各種大会で入賞や優勝をするようになり、入会者も増加の一途をたどっていった。そのうち、自前の道場建設の機運が高まりをみせ、県内外多数の賛同による浄財により、昭和53年に現在の道場を建設し、さらに茨城県教育委員会から財団法人の認可を得た。

 創設以来の入会者は4000名近くにものぼり、全国屈指の規模、門弟数そして実績を兼ね備えた道場となった。

 現在も幼稚園生から一般の方まで数多く在籍しており、日々竹刀の音を聞かせている。また、「修文錬武」の旗印のもと、小中学生は剣道のみならず勉学にも励み、難関中学、高校への合格者を数多く輩出するなど、文武両道で極めて優秀な成績を収めています。

 

主な入賞歴 


<若葉会の道場>

勝田若葉会の道場は、民間の剣道専用道場としては日本屈指の床面積を誇ります。


<道場訓>

『惟熱心人可與共學 具誠意者得入斯堂』

『ただ熱心の人のみ共に学ぶべし 誠意をもの者この堂に入るを得』

 

ただ熱心に学び誠意をもって実践する人だけこの道場に入ることが出来るという意味。

 

「剣道を人間形成のための手段として修業する上、剣道を通じて師弟、親子共に學ぶことである。旧漢字の「學ぶ」の意義は、師弟、親子が目と目を合わせて手をとり合ってお互いに習うことを示している。また、誠意、すなわち、仁と誠実がなければ正しい剣道を学ぶことができないということである。」

 

創立以来の先生と子どもの道場訓であります。


<旗印『修文錬武』>

『修文錬武』

 

「修文とは文を修める、即ち、勉学することであり、錬武とは武を錬る、即ち、剣道で心身を鍛えることである。文だけに片寄れば微弱となり、武だけに片寄れば粗暴となるがゆえに、文と武はあたかも車の両輪のようでなければならない。これが修文錬武である。」

 

稽古で心身をしっかり鍛えて、元気で健やかになり、勉強で智能をみがき、世の中のために役立つ立派な人間になることを目指しています。